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【新製品インプレッション】naimaudio mu-so QB その1 ~ 小さいこと、カッコイイことはやっぱり正義だと思う

time 2016/03/19

【新製品インプレッション】naimaudio mu-so QB その1 ~ 小さいこと、カッコイイことはやっぱり正義だと思う

【占有スペースへの要望に対するnaimaudioからの新たな提案】

2014年の後半、イギリスの名門naimaudio社からリリースされたオリジナルmu-soは、ヨーロッパやアメリカの“音楽ファン” ・ “naimaudioファン”、そして数多存在する“イイもの・カッコイイものが大好きなグッズマニア”だけでなく、イギリスから遠く離れた地に住むオリオスペックのスタッフすら驚かせました。音楽を浴びるようにビートで聴こうとするnaimaudioならではのサウンドに加え、デザイン、造り、操作性、その全てに一瞬で魅了されたわけです。オリジナルmu-soが欧米のHiFi専門誌だけでなく、オリオスペックでもHighly Recommendedなオールインワン・ハイレゾミュージックシステムとなっているのは、もうご存知のとおり。 <参考記事: その1その2その3その4その5

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オーディオ的理想主義から考える設置場所に対してすら特にウルサイ事を言わなかったオリジナルmu-soにして、実は一点だけ気になるポイントが存在していました。それは全長628mmとなる横幅。意外にワイドがあるため、オーディオを設置する際の専有面積を出来る限り小さくされたい皆様から見ますと、この事実は導入に際し少々高いハードルとなっていたように見受けられました。

そして昨年後半に発表され、2016年2月末にサンプル機が日本に初上陸したmu-so QBです。画像のように、雑誌CDジャーナルで前を覆えば隠れてしまうほどの小型化・省スペース化を実現。ワイドはハンドリングから見てなんともウレシイ218㎜。しかもキュービックスタイルときました。「もうちょっと小さいmu-so、云うなれば小mu-soが欲しい」・・・・そうです、そんな要望に応え、naimaudioは満を持してオリジナルmu-soのジュニアモデルをリリースすることとなりました。

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さて、一般的にジュニアモデルと言えば、造りが雑になったり、素材が安っぽくなったり、オリジナルモデルから機能が削減されたりと、いわゆる「低コスト化」の名の元、目に見えてしまうところすら “あからさまにグレードダウンをはかった製品” っていうのも結構見かけますよね。しかしながら、この mu-so QBは違っていたのです。

音楽ファンを狙い撃ちの製品イメージも、デザインも、利用する素材も、実装された機能だってオリジナルmu-soと一緒。完全同一コンセプト。天板はヘアライン入の肉厚アルミパネル、ベースボードはLEDロゴ付のアクリルボード、天板に付く操作用タッチパネル&ボリュームノブ。もちろんフル機能の操作は、お馴染みnaimaudio製のスマホ・タブレット用アプリでだれでも簡単バッチリです。つまり、正真正銘の“オリジナルmu-soのジュニアモデル”と表現することが出来るでしょう。

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大きさでオリジナルmu-soを諦めていた皆様、お待たせしました。mu-so QBは、そんなあなたに贈るnaimaudioからの回答です。

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▽naimaudio mu-so QB 搭載機能
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UPnPによるNAS/PCからのハイレゾストリーミング再生
USBメモリ接続による音楽ファイル再生
iPod接続による音楽ファイル再生
TOSLINK(丸型)による光デジタル入力
LINE(ステレオミニプラグ)によるアナログ音声信号入力
Apple AirPlay
aptX Bluetooth
Internet Radio
Spotify Connect
Tidal

入力:
・有線LAN
・WiFi (801.11b/g)
・Bluetooth (aptX対応)
・アナログ入力 (ステレオミニ)
・光デジタル入力 (丸型TOS/~96kHz)

対応フォーマット:
WAV・AIFF・FLAC (~24bit/192kHz)
ALAC (~24bit/96kHz)
MP3・AAC (~16bit/48kHz/320kbps)
OGG:WMA (~16bit/48kHz)
※ワイヤレスの場合は、すべてのフォーマットで最大48kHzまで対応

操作方法:
・naimaudio製無料アプリ(iOS&Android)をインストールしたスマホ/タブレットより操作(フル機能)
・本体操作(ボリューム・入力切替)

サイズ: 210mm x 218mm x 212mm

重量: 5.6kg

価格: 125,000円(税別) <ご購入はこちらからどうぞ

 

【新星naimaudio mu-so QBとオリジナルmu-soの間に見える相違と本質の一致】

mu-so QB、筐体の大きさも去ることながら、構成されるスピーカーの方式が異なっているのもポイントです。しかしながら、相違から導き出される本質は一致した世界観でありましょう。

▽部屋の空間全体への拡散 ~ 球体から放たれる様なサウンドステージ

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mu-so QBのために新開発されたツィーター+ミッドレンジのステレオ2ウェイドライバーを、左右に対し意図的に角度をつけて変則配置していますので、小さな筐体からの発声であってもサウンドを広範囲に拡散させる効果をもたらしています。そのため、mu-so QBの目の前に陣取って音楽を聴くスタイルよりも、部屋の隅や角にmu-so QBを設置し、そこから少し離れた距離で音楽のシャワーを浴びる ・・・・云わば、気軽なリスニングスタイルのほうが音質的な観点からも楽しめると思います。オリジナルmu-so同様、mu-so QBも大変広いサービスエリアを構築することから考えますと、オーディオの設置場所に対して、ハイファイマニア的視点での理想的な場所を必ずしも選べないであろう 一般のご家庭や店舗・事務所では、専有面積をも含めて機材設置における選択の自由度が大いに高まるはずです。

また、スピーカーユニットが取り付けられるフロントバッフル部はグラスファイバーで強化したポリマーで造られており、剛性が重要になる筐体フレームをも兼ねています。三次元の複雑な形状を実現するため、オリジナルmu-soで採用されたMDFはあえて使われなかったのでしょう。この重厚なフロントバッフル部は、天板となるヘアライン入りのアルミパネルや底板の肉厚なアクリルボードとも見た目においてマッチングが取れており、しかも高い組み立て精度すら印象づけられまして、バッフルやフレームとしての特性に加えてデザイン的観点からも好ましい形に仕上がっています。

ユニットを駆動するアンプについては、やっぱりクラスDアンプによるマルチアンピング。ベースはnaimaudioがベントレー専用に供給してるカーオーディオ用パワーアンプです。ここはオリジナルmu-soのストイックさを踏襲していますね。ソフトドームで希土類のマグネットを使用したツィーターとミッドレンジドライバを、各々50WのクラスDアンプでドライブ。加えて、後述するシングル・モノラル仕様のウーファーについては100WのクラスDアンプで駆動されます。波のように押し寄せるリズムに乗って脚で身体でビートを刻む感覚、これはmu-soシリーズ独特のサウンドのように思います。

これらスピーカー周辺部の細かい工夫にはじまり、オリジナルmu-soと同一のシーラスロジック製 “CS47024” 32bit DSPチップと自社製ソフトウェアによるサウンドチューンの合わせ技によって、点音源からリスニングルームの隅々に対して広角に放射される様なサウンドステージの形成にも繋がっています。結果、部屋の中で最も心地よく音楽が楽しめるエリア、すなわち“スイートスポット” は、一般的なオーディオ機器よりも遥かに大きく拡がっている事実に気が付くはずです。

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▽パッシブラジエーター型 ~ 量感を保ちつつ、スピード感とシャープさを持つ低域に特徴

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低域側については、100WのクラスDアンピングによるシングル・モノラルのウーファーに加えて、左右筐体側面に設置したツイン・パッシブラジエーター(ドロンコーン)でこれをサポートしています。パッシブラジエーター式のスピーカーボックスであることから、バスレフ型で解放的に鳴っていたオリジナルmu-soとのサウンド上の違いにつながっておりまして、mu-so QBの音質上の特徴を形づくるのです。

mu-so QBのサウンド基調、オリジナルmu-soのそれとは低域側の表現に差異があり「筋肉質的に引き締まっている」感覚です。この点をもう少々解説しますと、“低域の音量的物差しとなる量感” は同一であるものの、“低域の質感” という表現尺度に双方のカラー差があると言えます。従って、サウンドはオリジナルmu-soと比較してシャープに聴こえるでしょう。

オリジナルmu-soで評判の良かったルームポジション機能もちゃんと搭載されていました。前述のDSP機能が、設置環境に適した低音になるよう調整してくれますので、mu-so QBを壁に近接して設置したり離して設置したり、ライフスタイルや間取りに合わせたフリーセッティングを可能にします。「音楽の土台である低音」・・・・・部屋のどこに置こうが、バランスよく心地いいサウンドを常に楽しめるというわけです。 <参考記事: こちら

 

【品格 ~ mu-so QBもやっぱりホンモノのハイファイオーディオなのです】

「小さくなっても手なんか抜かない」
「カッコイイ、オシャレなだけの単なるデザイン家電では無い」

mu-so QBのバックボーンは、1970年代から始まるブリティッシュハイファイ黄金期の幕開けと共に生まれたnaimaudioのハイファイ・フィロソフィー。イギリスのハイエンドオーディオメーカーによる本気のメッセージ、ここにも込められています。

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▽【新製品インプレッション】naimaudio mu-so QB その2 ~ “★” ボウイは、十文字の淡く輝いた光を放ち戻ってくる

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